パリ, 2023年3月1日 /PRNewswire/ -- ネットサーフィンをするとき、英語ではしばしば、「ウサギの穴に落ちる」という表現が使われます。ルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』第一章からの引喩であるこの表現は、途方に暮れるような、終わりの見えない体験を表すものですが、これは、ときに私たちに同じような体験をもたらすWeb3やクリプトアートの世界にもそのまま当てはまります。ニューヨークのMoMAや、ロサンゼルスのLACMA、パリのポンピドゥーセンターでデジタルアートのコレクションの収蔵が始まった今、このバーチャル世界の探索をナビゲートすべく、Artpriceから、NFT形式で所有者から所有者へと引き継ぐことのできるアートを知り、親しむための5つの方法をご紹介します。
週次NFTオークション売上高VSイーサリアム価格
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NFTオークション売上高トップ10アーティスト(2021–2022)
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「クリプトアートは少しずつ美術館、そして美術史に入り込みつつありますが、当面はまだインターネット上で非常に自由に体験可能な芸術創作の一形態と呼ぶことができます」と、Artmarket.comのCEOであり、Artprice創設者のThierry Ehrmannは述べています。
「クリプトアートの領域は、しばしば、『コミュニティ』のような機能の仕方をしていると評されます。プロジェクトに投資すればするほど、質的な情報をさらに多く入手することができるのです。例えばDiscordの仕組みはまさにこれに当てはまります。Discordでは、それぞれのプロジェクトについて、公開度の異なるチャットルームを作ることができます。チャットルームによっては、誰でも議論に参加できるものもありますが、最も興味深いのは、コレクターや創設メンバーのみに参加が許可されているチャットルームです」
アーティスト、コレクター、グラフィックデザイナー、開発者、その他多くの人々が集うこの新たな芸術体験に参加するモチベーションと手段とを提供すべく、以下では、この世界へ飛び込み、冒険をスタートさせるためにArtpriceがおすすめする5つの方法をご紹介します。
1.継続的な方法:Twitterでアーティストをフォローする
Twitterにはさまざまな批判も集まりましたが、それでもElon Muskが率いるこのプラットフォームは、Web3における王道であり続けています。このチャネルは、デジタルアーティストたちが制作中の作品や完成作品を披露する場となっているだけでなく、自身や自身の好むものが引用された投稿をシェアするためにも用いられています。したがって、それぞれのページには、他のアーティストや作品、さらにはコレクター、キュレーター、マーケットプレイスなどへの無数の有用なリンクが含まれることになります。
まず手始めに、オークションで高いパフォーマンスを誇るNFTアーティストをフォローしてみましょう。アーティストの一覧は、Artpriceの年次報告書に掲載されています。大手オークションハウスは、従来のアート市場と同一の基準を満たすNFT作品を選別するという作業を行っており、その仕事は確かに価値あるものといえます。ただし、デジタル世界では、一つのものが他のものへとつながっており、一人のアーティストは他のアーティストへとつながっています。そのため、Twitterでは、新たな作品やクリエイターを次から次へと無限に見つけていくことができるのです。また、新たなプロジェクトについてもいち早く知ることが可能です。
Robbie Barrett:https://twitter.com/videodrome
IX SHELLS: https://twitter.com/ix_shells
2.学問的な方法:記事やインタビューを読む
クリスティーズ、サザビーズ、フィリップス、ボナムス、さらにはフォーヴ、ヴァンハム、ミヨンといったさまざなオークションハウスが下した、NFTロットをセールに本格的に組み入れるという決断は、もはや証明の必要のない感さえあるとはいえ、NFT技術と、それが可能にする芸術的創造がいかに重大なものであるかを証明するものです。さらに、このことは、ペースやガゴシアンといったトップギャラリーも理解するところとなっています。ただし、NFTプロジェクトの本格的な芸術批評にあえて挑むメディアはまだほとんどありません。この仕事(芸術批評)は、美術史にとって極めて重大な意味を持つものであり、デジタルアーティストたちの採るアプローチ、そして彼らとブロックチェーン技術や支援「コミュニティ」との関係性について、間違いなくよりよい理解をもたらすものとなるでしょう。
マーケットプレイスの増加に直面するクリプトアートは、アーティストたちのプロジェクトが深みと強度を増してゆく中、テクノロジーの最前線における革新的な実践を理解し、整理するために、内省のための時間と場所とを必要としています。Artpriceでは、NFT界における主要デジタルアーティストの仕事を捉えた記事2本をご紹介します。
Artforum : Hack the Planet, Hans Ulrich Obrist talks with Pak(Hack the Planet、Hans Ulrich ObristHans Ulrich ObristとPakの対談):www.artforum.com/print/202207/hans-ulrich-obrist-talks-with-pak-88907
Right Click And Save: An Interview with XCOPY(XCOPYXCOPYインタビュー):
www.rightclicksave.com/article/an-interview-with-xcopy
3.先見的な方法:主要コレクションの調査
透明性はブロックチェーンの主要な信条の一つです。これにより、それぞれの作品が属するコレクションを参照したり、同一組織が収集している他の作品を確認したりといったことが可能となっています。確かに、コレクターの本当の身元が匿名とされていたり、仮名が用いられていたりすることはしばしばあります。また、NFTは、セキュリティを高め、その履歴を隠すため、一つのウォレットから別のウォレットへと移動させることが可能です。それでも、その来歴をたどる方法は常に存在するのです。
また、最も活発なコレクターは、クリプトアートの真の守護者としての役割も担ってきました。同世界における美術館やギャラリーの活動が活発化する中、主要なNFTコレクターたちは、気に入った作品をソーシャルメディアでシェアする、アーティストとコラボレーションする、自身のコレクションをバーチャル世界やアートバーゼルマイアミのような現実世界の著名会場で展示する、従来型のオークションハウスへコレクション作品を出品する、といったことを通じ、依然として非常に強い影響力を保っています。
Cozomo di Medici:「For over 700 years, we have loved the jpegs (700年以上もの間、我々はjpegを愛してきた)」
https://opensea.io/Cozomo_de_Medici
Max Stealth:「A Timeless Collection(タイムレス・コレクション)」
www.sothebys.com/en/buy/auction/2022/inside-the-world-of-maxstealth-a-timeless-collection
4.伝統的な方法:現実世界のイベントを訪れる
クリプトアートは今日、公共空間やギャラリー、美術館などに進出しています。MoMAの大ホールからタイムズ・スクエアまで、デジタルアートは少しずつ、地球最大規模のスクリーンや、著名な美術館へと歩を進めています。広告スペースと展示会場は、間違いなく歴史上初めて、手を携え、アートとテクノロジーが交差する場所で、新たなタイプの作品の展示を行っています。これらの作品は、大スクリーンで見た場合、スマートフォンやノートパソコンの画面で見た場合とは比べ物にならない輝きを放つこともあるのです。
また、同時に、世界の至るところで開催されているアートフェアにより、クリプトアートの世界をさらに深く知ることや、最高の条件下でデジタルな創造を楽しむことができるようになっています。これらのイベントでは、リアルな「エコシステム」を形成するさまざまなプレイヤーや、デジタルアーティストたちにとってアートギャラリーの仲介をほぼ不要なものとし、起業家や開発者、コレクター、愛好家などを結びつける「コミュニティ」と出会うことができます。
NFT New York、2023年4月12日~14日、タイムズ・スクエアとハドソン・ヤードで開催
www.nft.nyc
ポンピドゥーセンター:2023年4月8日に同館初のNFT収蔵作品となる取得作品の紹介を実施www.centrepompidou.fr/fileadmin/user_upload/CP_NFT_Acquisition_fevrier_2023__1_.pdf
5.安全な方法:最初のNFT作品を収集する
ここまでご紹介してきましたが、それでも、初めてNFT作品を購入する、その体験に勝るものはありません。作品の購入では、opensea.ioやobjkt.comといったプラットフォームで販売されている無数の作品の中から、購入するに値する作品を見つけ出さなければならないだけでなく、その過程で、控え目に言ってもかなり普通とは異なる取引を実際に経験してみることになります。一部のプラットフォームでは、ユーロやドルによる支払いが可能になりましたが、それでも大多数のプラットフォームでは、暗号通貨のための(無料の)電子ウォレットを作成する必要があります。この操作は複雑なものに感じられるかもしれませんが、これも、クリプトアートの世界では不可欠なものであり、それゆえ、クリプトアート体験の欠かせない一部なのです。
ギャラリーが存在しない代わりに、アーティストたちは自身で市場を組織し、どの作品を、いつ、どのように販売するか、価格はいくらか、数量はいくつか、といったことを自ら決めています。一番人気があるのは1点もののデジタル作品(1/1)ですが、発行数が多い作品には、より手頃な価格で作品収集ができるという利点があります。NFT市場の新機軸の中でも特に注目なのがオープンエディションです。オープンエディションでは、枚数制限がなく、価格が定額となるものの、販売期間が数日、ときには数時間と制限されています。
Artmarket.com によって作成された情報および計量経済研究は、アート市場の統計的現実を分析および理解する目的で独自に提示したものであり、アート市場への投資のアドバイス、提案、または勧誘と見なされるべきではありません。
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Artmarket について:
Artmarket.comは、Euronext Paris、SRD long onlyおよびEuroclearによってEurolistに記載されています。7478 - ブルームバーグ:PRC - ロイター:ARTF。
ArtmarketとArtprice部門を動画で見る: www.artprice.com/video
Artmarketとその部門であるArtpriceは、1997年にCEO Thierry Ehrmannによって創立されました。Artmarketとその部門であるArtpriceは、1987年創立のServeurグループの管理下に置かれています。
Who's who ©内の公式バイオグラフィーを見る:
Biographie_thierry_Ehrmann_2022_WhosWhoInFrance.pdf
Artmarketは、美術品市場におけるグローバルプレイヤーです。中心となるArtprice 部門は803,000人以上のアーティストを網羅する3,000万以上のインデックスとオークション結果を含むデータバンクを所有しており、これまでと現在の美術品市場情報の蓄積、管理、活用の分野における世界的リーダーとなっています。
Artprice by Artmarketは、美術品市場に関する情報を提供する世界的なリーダーであり、世界標準のマーケットプレイスを通じて、世界有数の美術品NFTプラットフォームになることを目指しています。
Artprice Images®は、世界最大のアート市場イメージバンクのデータベース無制限アクセスを提供しています。このデータベースには、1700年代から今日までのアート作品の1億8,000万を数えるデジタル写真とエッチング画像が、美術史家のコメント付きで収められています。
Artprice部門を有するArtmarketは、6500のオークション ハウスからデータを恒常的に収集し、主要なプレスやメディア機関(7,200誌) 向けに主要なアートマーケット情報を制作しています。720万人のユーザー (ログインメンバーとソーシャルメディアユーザー) が、メンバーの投稿する広告へのアクセスを有し、リーダー的な Global Standardized Marketplace® を代表するネットワークとして、固定ないしは入札価格でのアート作品の売買を取り扱います (オークションはフランス商法の L 321.3 条における第 2、3 段落の定めによって規定されています)。
ArtmarketはArtpriceを含めて、BPI(国立投資銀行)から「イノベーティブ企業ラベル」国立認定を受け、2018年11月から2回目となる3年間の国立支援を獲得しています。これに力を得て、アート市場におけるグローバルプレイヤーとしてのポジション強化プロジェクトに取り組んでいきます。
Artpriceが超現代アート市場についての2022年レポートを発表:
https://www.artprice.com/artprice-reports/the-contemporary-art-market-report-2022
Artprice 2022 年半期レポート:アート市場は西側で力強い成長を取り戻す:https://www.artprice.com/artprice-reports/global-art-market-in-h1-2022-by-artprice-com
Artprice by Artmarket による 2020 年度グローバルアート市場報告 (2022 年度3月発表):https://www.artprice.com/artprice-reports/the-art-market-in-2021
Artmarket.comによるArtpriceの2020年と2021年の現代アート市場レポート:https://www.artprice.com/artprice-reports/the-contemporary-art-market-report-2021
Artmarket と Artprice によるプレスリリースのインデックス:
serveur.serveur.com/Press_Release/pressreleaseEN.htm
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ArtmarketとArtprice部門の仕事や世界観をみる https://www.artprice.com/video 有名なOrgane Contemporary Art Museumに本社を置く "The Abode of Chaos" (The New York Timesより): https://issuu.com/demeureduchaos/docs/demeureduchaos-abodeofchaos-opus-ix-1999-2013
- L'Obs - 将来の美術館:https://youtu.be/29LXBPJrs-o
- www.facebook.com/la.demeure.du.chaos.theabodeofchaos999 (フォロワー数400万人以上)
- https://vimeo.com/124643720
Artmarket.com&Artprice連絡先:ir@artmarket.com
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SOURCE Artmarket.com